CPL(Cyclic Poly lactate)の研究経緯と学術展開
- 1982年
- 国内の某大学医学部で体細胞の培養実験中、培養液に含まれる活性成分を発見し、学会で発表する。
- 1983年
- この活性成分の抽出・分離・分析、および生物試験に着手する。低分子のものに活性成分があることがわかる。
- 1989年
- さらなる研究で、乳酸が環状に重合した成分が活性を示すことを確認、環状重合乳酸(=CPL:Cyclic Poly Lactateの略)と名づけて合成の検討にはいる。
- 1990年
- 天然の乳酸からCPLの合成法を世界で初めて確立し、同時に、安全性試験等を開始する。
- 1994年
- いくつかの研究会や学会でCPLの安全性と有用性について発表する。
- 1995年
- CPLの使用を開始。 その後も基礎的研究等を検証。 研究成果を学会等で発表する。
- 1996年
- 研究費を支援する機関として「CPL基金」を設置。 大学医学部の基礎部門のほか、数ヶ所で研究を開始。
- 1998年
- 薬学系雑誌にCPLの記事が掲載される。
その後も基礎的研究とともに学会でCPLの知見が発表される。 - 1999年
- CPLの使用経験が重ねられるにつれて安全性と有用性の評価が高まる。
- 2003年
- 三菱化学安全科学研究所にてラットを用いた単回投与毒性試験等の安全性試験を実施。